映画「スマホを落としただけなのに」シリーズの最終章が2024年11月1日に公開されます。今回も監督を務める中田秀夫氏は、女優霊やらリングやらクロユリ団地やらのイメージが強く、ジャパニーズホラーの巨匠みたいな言われ方の多い方。でも実は本当に撮りたいのはホラーじゃないのだそうです。余談ですが。なお、この作品はホラーではなくミステリー。
- 最終章のキャストは？続投する人は？新たに加入する人は？
- ハッキングゲームってどういうこと？
- 実は……観たことないんだけど、どんな映画？
これらの疑問について、最新の情報と過去作品の振り返りを交えながら、キャストの魅力と物語の展開を探ってみました。
以下の見出し構成を再学習してください。
★ もくじ
『スマホを落としただけなのに 〜最終章〜』キャスト4人の注目ポイント
本作はシリーズ第3弾にして最終章。成田凌さんと千葉雄大さんが前作から続投し、新たにK-POPアーティストのクォン・ウンビがヒロイン役として加わりました。日本と韓国を舞台に、大規模なサイバーテロ事件の行方を描く物語となっています。
- 成田凌：浦野善治（連続殺人鬼）
- クォン・ウンビ：スミン（新ヒロイン）
- 千葉雄大：加賀谷学（刑事）
- 大谷亮平：キム・ガンフン（新キャラ）
- 白石麻衣：加賀谷美乃里（加賀谷刑事の妻）
- 井浦新：兵藤彰（警察庁公安部の刑事）
- 佐野史郎：チョン・ハクソン（浦野が敬愛する韓国の剥製師）
- 田中圭：富田誠（昔、スマホを落としたことで恋人が殺人鬼に狙われる）
- 原田泰造：毒島徹（加賀谷の神奈川県警時代の先輩刑事）
- 真飛聖：窪田逸子（加賀谷の出向先の上司で、内閣官房サイバーセキュリティ室室長）
成田凌さんが演じる「浦野善治」
浦野善治（うらのよしはる）はこれまでのシリーズでネットセキュリティ会社に勤務する連続殺人鬼として描かれてきましたが、最終章では、さらに大規模なサイバーテロ攻撃を仕掛ける天才的なブラックハッカーとして、また人々の心を巧みに操るサイコパスとして描かれています。
クォン・ウンビさん演じる「スミン」
スミンは、浦野を監視するエージェントとして登場しますが、その正体は謎。たぶん映画が公開されてエンディングを観るまでは「謎に包まれた黒髪の美女」という情報以上のものはわからず、そのことがこの役の魅力になっているものと思われます。
千葉雄大さん演じる「加賀谷学」
加賀谷は、自身の感情や欲求を表に出すのではなく内に秘めるタイプの人物。この性格は彼の過去の経験から形成されたものだと考えられます。
また、浦野と似た部分を持ちながらも人との関わりによって救われてきた経験を持っており、前作で逮捕した連続殺人犯の浦野と再び対峙する場面では対象的な2人の心理戦が大きな見どころの一つ。
白石麻衣さん演じる「加賀谷美乃里」
#スマホを落としただけなのに ～最終章～
— 『スマホを落としただけなのに 〜最終章〜 ファイナル ハッキング ゲーム』 (@sumaho_otoshita) June 27, 2024
ファイナル ハッキング ゲーム
✦加賀谷美乃里 役 ｜ #白石麻衣
加賀谷(#千葉雄大)からのプロポーズを受け
夫婦となった前作のヒロイン。#スマホ最終章 pic.twitter.com/eUfX8TSGfH
美乃里は前作のヒロインとして登場しました。加賀谷との結婚を望みながらも、彼の仕事の忙しさや消極的な態度に苛立ちを感じていた中、フリーWi-Fiに接続したことがきっかけで事件に巻き込まれます。その後、加賀谷の過去や家族の事情を知ることで2人の絆が深まるという展開がありました。
最終章では妻となり松田から加賀谷の姓となって登場。そして加賀谷が再び連続殺人鬼・浦野の事件に関わることになるため、またまた何らかの形で事件に巻き込まれる、あるいは加賀谷をサポートする役割を担う可能性もありますね。
『スマホを落としただけなのに 〜最終章〜』の見どころ
日韓をまたぐ国際的なサイバーテロの展開
物語は連続殺人鬼の浦野が刑務所から脱出した後、いきなり日本政府に対し大規模なサイバーテロ攻撃が仕掛けられるところから始まります。捜査の結果、この攻撃の発信元が韓国ソウルであることが判明、国内犯罪から国際的なサイバー犯罪へと発展していきます。
シリーズ集大成となる壮大なストーリーとメッセージ
このサイバーテロは「ファイナル ハッキング ゲーム」（ちょっとダサい…）と呼ばれ、スマートフォンを持つ人間全員がターゲットとなる可能性があることが示されています。これは現代社会のデジタル依存と個人情報の脆弱性を強調して、観客に警鐘を鳴らしているものと思われます。しかし相手が単なる反社ならまだしも、こんな大規模なサイバーテロを起こす連中からは一般市民の我々は逃れようがないでしょう。
日韓をまたぐこの展開は、国際協力の必要性を浮き彫りにしています。要するに「みんな仲良くね」ということです。また、テクノロジーの進化がもたらすことで発生する新しい犯罪に、法はスピード感を持って対処していかなくてはなりません。執行機関のメンバーをどんどん若返らせましょう。
スマホを落としただけなのにってどんな作品？【基本情報】
原作は推理小説
原作は、志駕晃氏による現代的なサイコサスペンスホラー小説シリーズ。第1巻は、2017年に発売されました。主人公の彼氏がスマートフォンを落としたことをきっかけに、陰湿なハッカーに個人情報が流出、ストーカー被害に遭うという内容です。スマートフォンの指紋認証は、すでに2013年のiPhone 5sから搭載されているわけで、落とさなければ被害に遭わなかったと言えるでしょう。
なおシリーズは現在4巻まで出版されており、各巻は基本的に一話完結ですが、情報機器をテーマにしている点は共通しています。
映像作品によるシリーズ
映像化は、2018年に第1作目の映画「スマホを落としただけなのに」が公開され、北川景子さんが主演を務めました。
第2作目は2020年「スマホを落としただけなのに 囚われの殺人鬼」。この続編では、第1作で刑事役を演じた千葉雄大さんが主演、連続殺人鬼役の成田凌さんとともに物語を展開しています。
そして2024年11月1日には、シリーズ最新作「スマホを落としただけなのに 〜最終章〜 ファイナル ハッキング ゲーム」が公開。日韓合同の人気アイドルグループIZ*ONE（アイズワン）のメンバーだったクォン・ウンビが、ヒロイン役で映画デビューを果たします。
あらすじ
連続殺人鬼で天才的ブラックハッカーの浦野善治（成田凌）は、一度は加賀谷学刑事（千葉雄大）に逮捕されますが、刑務所内からサイバー攻撃を仕掛け、警察の混乱に乗じて姿を消してしまいました。
その後、突然日本政府に大規模なサイバーテロ攻撃が仕掛けられます。攻撃の発信元は韓国のソウルであることが判明、浦野の仕業ではないかと疑われます。
そして、日本と韓国を舞台にスマホを持つ全ての人をターゲットにした「ファイナル ハッキング ゲーム」が始まりました。
事件に関わる人物として謎の黒髪美女、スミン（クォン・ウンビ）も登場し、その正体や事件にどう関わっているのかも物語の謎の一つとなっています。