
老人たちが始めた戦争で子どもや若者が理不尽に殺されている地域がある一方、オリンピックが盛り上がりをみせているらしいです。そんな中、フィギュアスケーターのアンバー・グレン選手によるトランプ大統領への言葉が、MAGAたちの顔を真赤にさせました。
まあこれは政治的発言に対するものでしたが、他の選手たちへの誹謗中傷はもっと説教おじさん的なやつ。怒りの対象なんてもっと他にあると思うんですけどね。
ちなみにカードゲームのトランプは日本語英語であり、実際の英語では単にcardsと言います。なので「トランプしよう」と言いたいときは「Let’s play cards」。trump という語は「切り札」という意味です。
あとオールドスクール・ヒップホップのサンプルでよく使われたローウェル・フルソンのトランプは、Trumpではなく「Tramp」です。
アンバー・グレン選手の発言が火をつけた背景
アンバー・グレン選手のプロフィール
グレン選手は、アメリカのテキサス州プランで1999年10月28日に生まれました。5歳のときにスケートを始め、全米選手権では3度の優勝を果たし、グランプリファイナルでもチャンピオンに。
さらに2026年のミラノ・コルティナ冬季オリンピックではチームイベントの金メダルを獲得しました。
なお彼女は、2019年にパンセクシャルであることを公表。
ちょっと難しいですが、パンセクシャルは全性愛、バイセクシャル両性愛という違いがあるそうで。バイセクシャルが「男性と女性の2性」を主に好むのに対し、パンセクシャルは「性自認や性別に関係なく、全ての人」を対象にします。
トランプ政権のLGBTQ+政策
トランプの爺さんは2025年1月20日の就任初日、ジェンダー過激主義から女性を守るという大統領令に署名しました。この令で、性別を出生時の「男性か女性か」の2つだけと決め、パスポートやビザなどの書類に「X」などの記入を禁止しています。
さらにトランスジェンダーの女性が女子スポーツに参加することを禁じる政策を進め、連邦政府資料の「ジェンダー」という言葉を「セックス」に置き換えました。
医療や教育の場でも、ジェンダー肯定ケア(自分の感じる性別に体を合わせる治療)を制限する動きが強まっています。これ、完全にナチズムと一緒ですよね。
発言のきっかけとなった記者会見
2026年2月4日、ミラノ・コルティナ冬季オリンピックのプレスカンファレンスで、グレン選手は記者からトランプ大統領とLGBTQ+コミュニティの扱いについて聞かれ「LGBTQ+コミュニティにとって厳しい時期です」と回答。
グレン選手は、以前から「誰一人として、自分のアイデンティティで拒絶されたり無視されたりしてはいけない」と、トランプ政権を批判していました。単なる個人的な不満ではなく、コミュニティ全体の声を代弁するものです。
批判発言が引き起こした大炎上
発言直後、彼女に大量のヘイトや脅迫メッセージが殺到。「怖いほどの量の憎しみと脅威を受けた」とインスタで本人が明かし、ソーシャルメディアから一時離れることに。
一方で、LGBTQ+擁護派からは「よく言った」と称賛の声も上がりました。グレン選手は言論の自由を使って意見を述べただけで「自分の信念のために声を上げるのを止めません」という強い意志を示しています。
アスリート全体を襲う誹謗中傷の深刻な実態
一例
男子フィギュア選手、イリア・マリニン。団体戦で金メダルを獲ったときは称賛されましたが、個人戦で勝てなくなるとアメリカ国内から一転して非難の嵐です。
フリースタイルスキーの近藤心音選手は、ケガで棄権した後「次も欠場しろ」「体管理が甘い」などの暴言を吐かれました。
JOCの監視チームは開会前だけで2000件の不適切投稿を発見したとのこと。
過去の大会
北京五輪では中国の女子フィギュア選手、朱易に「代表は父のコネで決まった」とのデマが広がり、さらにショートプログラム後の転倒でネット上が炎上。多くのアカウントが停止措置を受けました。そのほか、世界陸上でも500件のクソリプが発生していたそうです。
メンタルへの悪影響
当然、誹謗中傷は選手の心に大きなダメージを与えます。下手すりゃ家族や私生活まで攻撃され、日常の練習にまで影響が。
特にフィギュアは罵詈雑言が多い競技です。「お前誰だよ、どの位置から言ってんだよ」という層が感情的に反応、選手を追い詰めるのです。
もちろん相談窓口の設置や法的措置、警察への通報が有効とされますけど、まずはアカウントを持たないことじゃないですかね。あんなもん使う意味なんてないと思いますよ。

