
日本ではすっかり女子高生のおもちゃ的存在となったiPhone。マニアから始まって一般層に浸透していくという、これこそが機器のたどる正しい道だと言えましょう。
ちなみにライバルのMicrosoftの創業は、ちょっと早くて1975年。ほぼ同時に発祥したってとこに歴史の力を感じます。
Apple社の歴史はガレージから始まった
出会いと最初のアイデア
6歳でアマチュア無線機を作っていたスティーブ・ウォズニアック(Steve Wozniak)は、21歳のときに友人の紹介で16歳のスティーブ・ジョブズ(Steve Jobs)と知り合い、意気投合して仲良くなりました。
どっちが年上で年下で先輩だの後輩だのなんてことに異常にこだわるのは日本と韓国くらいのもんで、他の国では気の合ったもの同士は上下の区別無く普通に友人関係になります。
機械オタクのウォズニアックはブルーボックス(不正に無料で長距離電話をかけられる機械)を製作、作っただけで満足してましたがジョブズがこれを売ることを思いつき、学生を中心に稼ぎまくりました。
その後、ウォズニアックはHP(ヒューレット・パッカード)社、ジョブズはアタリ(世界初のゲーム会社)に就職します。
Apple Iと最初の注文
1975年、ウォズニアックはApple Iを作成。これは基盤がむき出しでキーボードや画面を自分でつけるタイプでした。
ここでもウォズニアックが回路図を無料配布しようとしてたのに対し、ジョブズがビジネス化を主張。それぞれ勤務する会社に提案しますが却下され、ついに創業を決意します。
Macintosh、略してマックが広げた世界
Appleの名を一気に広めたのが、1984年の初代Macintosh。
それまでキーボードに文字を打つだけのコンピュータから、アイコンなど視覚的な画面をマウスで操作するという形は、当時めっちゃ新鮮だったそう。Macintoshは「見て触って個人が使えるコンピュータ、つまりパーソナルコンピュータ」を世間に広めた存在なのです。
時代の始まり
MacintoshはスーパーボウルのCMで、ジョージ・オーウェルの小説『1984』の世界感をイメージした映像を流し、既存の大企業(特にIBM)に挑戦する新人というイメージを打ち出しました。
この頃は今ほどスーパーボウルの広告費は高くなかったと思われますが、このCMがAppleの「既存のルールを壊す革新者」イメージを広め、Macintoshは「クリエイティブな人々のためのパソコン」として徐々に支持を集めていきます。
このコンセプトは、その13年後の1997年 "Think different" に継がれていますね。
しかし当時のMacはアメリカで2,495ドル、日本では約60〜70万円と高価だったため、一般家庭よりもデザイナーや大学、出版関係など特定の専門分野で使われることが多く、会社全体としては財務が安定しませんでした。
低迷とジョブズの復帰
1980年代後半から1990年代前半にかけ、AppleはIBMやMicrosoftのWindowsパソコンに押され、シェアは低下します。1990年代半ばには、2年間で18億ドル以上の赤字を出した時期も。
この時期、創業者であるジョブズはAppleを離れており、別の会社NeXT(ネクスト)やアニメ会社PIXAR(ピクサー)を運営していました。そして経営危機に直面していた1997年、Appleは再びジョブズを暫定CEO(執行役員会長)として戻します。
ジョブズは製品を大幅に整理、Macのラインナップをシンプルにする、社員数を削減、オンラインストア(直販サイト)の強化など、会社全体を立て直す改革を推進。
その中で1998年に登場したiMacは、まるっこくてカラフルなデザインとインターネットに簡単に接続できる使いやすさで、多くの一般ユーザーを取り込みAppleのイメージを再度刷新しました。
iPod、iPhone、iPad ── Appleが巨大企業に
2001年Appleはデジタル音楽プレイヤー、iPodを発売。「ポケットに1000曲(1000 songs in your pocket)」というオシャレなコピーで、音楽の「CDからデジタルファイルへ」という流れを代表する製品になりました。
2003年にはiPodと連動するiTunes Storeがスタート、音楽をインターネットから購入してダウンロードできるサービスが世界中で広まりました。音楽は、レコードやカセット、CDのように回転するものじゃなくなったのです。
この流れで、2007年にはアップルコンピュータ(Apple Computer, Inc.)からアップル(Apple Inc.)へと社名も変わりました。コンピュータだけの会社じゃねえ、という未来を見据えた決定ですね。
そしてその2007年、ついに携帯電話iPhoneを発表。画面全体がタッチパネルでアプリを自由に追加できるApp Storeも後に加わり、ケータイそのものを変える製品となりました。
2010年にはiPadというタブレット端末も登場、大きい画面で読書や動画視聴、ゲームなどを楽しめるように。
こうした製品の成功により、Appleは2010年代以降、世界で最大規模の企業の一つになり、2018年にはアメリカ企業として初めて時価総額1兆ドルを超えるなど、技術や文化だけでなく経済的にも大きな影響を持つ会社となっていきましたとさ。
Apple社の今後
進化するAIが暮らしを変える
Appleは「世界で一番有名なスマートフォンを作る会社」から「AIで我々の生活を変える会社」に変貌中。
たとえば文章を書くときは、シンプルなメモ書きを瞬時にプロフェッショナルな報告書や親しみやすい手紙に書き換えてくれます。
ライブ翻訳も劇的に進化しており、電話でのリアルタイム通話翻訳も実用化されていて、言葉の通じない国の人と自然に会話ができるようになっています。
また「Image Playground(イメージ・プレイグラウンド)」を使えば、言葉で説明するだけでアニメ風でもスケッチ風でもオリジナル画像を作ることが可能。
さらに「Visual Intelligence(ビジュアル・インテリジェンス)」なら、街で見かけた音楽ライブのポスターにカメラを向けるだけでチケット情報を調べてくれ、カレンダーに予定を書き込み、さらにApple Musicでそのアーティストの曲を流すなんてことも一瞬で行なってくれます。
画面を飛び出すデジタル体験
ハードウェアも、常識を打ち破る進化を見せています。目に装着する「Apple Vision Pro」は第2世代へと進化し、より軽くて快適なものになりました。
また2026年には、折りたたみ式のiPhoneが登場するという噂も。ポケットに入るサイズが広げればミニタブレットのようになる形は、デバイスの使い方を根本から変えてしまうかもしれません。
おまけ:My Apple 50
アプリの基本と特徴
マメ氏が作った「My Apple 50」は、Appleの50周年を祝うために作られた特別なWebアプリ。初代iPhoneのホーム画面を再現したデザインで、年表や株価シミュレーション、カメラ機能なんかがめちゃ凝ってておもしろい。
スタート画面はスライドでロック解除する初代iPhone風のUIで、Appleの歴史を遊びながら学べます。
写真アプリでは、解説付きで超初期のMacをはじめとする歴代製品やイベントの画像を見ることができます。株価アプリは、何年にApple株を買っていたら今いくらになるかをシミュレーション。
その他いろいろいじってみると、さまざまな隠されたネタが発見できますよ。
Apple50周年を記念したWebアプリをつくりました。
— マメ (@jetdaizu) March 27, 2026
- その名も『My Apple50』
- 初代iPhone風のホーム画面
- 11個のアプリが使える
- 特別なフレームでのカメラ撮影
- 自分だけのApple年表
- 全部無料
Apple好きの人、全員に使ってほしい!!!https://t.co/yrds1ySnHq#Apple50#MyApple50 pic.twitter.com/UVjsWXbSSL


