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草津町元町議、新井祥子の経歴|謎多き議員の背景と判決

草津町元町議、新井祥子の経歴|謎多き議員の背景と判決

「いい湯だな いい湯だな 湯気が天井から ポタリと背中に つめてェな つめてェな ここは上州 草津の湯」で知られるため「町」のくせに知名度の高い草津町。

そんな「温泉=ほっこり」のイメージを覆すような事件が、新井元町議の性被害虚偽告発事件です。子どもの頃って、政治家は人格者がなるものだと思っていましたよね。

新井祥子のプロフィール、不明な学歴

プロフィール

  • 名前:新井祥子(あらいしょうこ)
  • 出身:群馬県桐生市
  • 経歴:2011年に草津町議会議員へ初当選、改革派として活動
  • 活動歴:町政の透明性確保を訴え、他の議員や町長と激しい対立
  • 書籍:ライターと共に電子書籍「草津温泉 漆黒の闇5」を出版
  • 事件:黒岩信忠町長を性加害者として告発するも、証言は虚偽と認定される

不明な学歴

多くの政治家は高校や大学などの出身校が紹介されますが、新井氏は学歴不詳議員として、どこで学び、卒業したのかなどは一切公開されていません。

なので中卒かと思いきや、一部ウェブサイトには高崎芸術短期大学卒業という記載が。ただし、その情報は2025年現在の主要報道で確認されていないため、公式なプロフィールや経歴とはみなされていません。

政界において異例の「学歴非公開」とされる点は、議員としてのミステリアスさを際立たせています。

草津町での議員活動

新井元町議は2011年に草津町議会議員に当選、改革派として町政の透明性や変革を求める立場で活動していました。しかし議会で孤立することも多く、特に黒岩町長との対立が目立ちます。後にその対立が虚偽告発というかたちで社会問題化し、有罪判決を受けました。

議員の職を失った後は民事・刑事両面で訴訟を起こされ、最終的には有罪判決(懲役2年、執行猶予5年)と賠償命令が確定しています。

虚偽の被害告発とスキャンダル勃発

大きな対立と告発

2019年11月、新井氏は黒岩町長から町長室で肉体関係を強いられたと電子書籍で告発。この発言は全国的な注目を集め、当時のMeToo運動の流れにも重なったことで、多くのメディアが取り上げる事態となりました。

しかし黒岩町長は一貫して否定、逆に名誉毀損などで新井氏を訴える展開に発展します。

議会・町民の反発と孤立

新井氏の告発内容やメディア発信は町会や町民の反発を招きました。町議会では2019年末から除名勧告が出され、最終的には議会による除名処分が下されました。

これに対し新井氏は不服を申し立てるなどしましたが、町内では「町長を陥れる虚偽告発」との批判、さらには「草津の信用を落とす行為」との声が強まりました。

最終的には町民によるリコール運動も起き、半月ほどで必要数をはるかに超える署名が集まり、住民投票では圧倒的多数が新井氏の解職に賛成しました。こうして新井氏は2020年12月に町議を失職し、町内で完全に孤立した状態となりました。

判決内容と社会への影響

判決内容

新井被告は町長の黒岩信忠氏に対し虚偽の性被害告発をしたとして、名誉毀損と虚偽告訴罪に問われました。争点は2015年1月8日に町長室で黒岩町長がわいせつ行為をしたかどうかということ。

2025年9月29日、前橋地方裁判所(山下博司裁判長)は「黒岩町長はわいせつ行為をしていない」と認定、録音データなどの証拠から新井被告の主張を信用できないと判断しました。

その上で、新井被告は町長の名誉を大きく傷つけたとして懲役2年、執行猶予5年の有罪判決が下されました。この判決には、虚偽告訴罪に関して自白していることや前科がないことなどの事情が考慮されています。

判決後、黒岩町長は「6年間も戦ったことは精神的に非常にストレスだった」と述べ、支援した町民に感謝の言葉を述べました。

判決の背景と裁判の詳細

新井被告は2019年に「町長室で町長と性行為をした」と記載した電子書籍をKindleで配信、不特定多数の閲覧できる状態に置いたことが名誉毀損の一因となりました。

また、2021年12月に町長から強制わいせつの被害を受けたと虚偽の告訴状を提出していたことも判決の重要なポイントでした。

社会への影響

この判決は、日本社会における性被害告発に関する複雑な問題を改めて浮き彫りにしました。性被害告発は被害者の尊重と支援が求められる一方で、虚偽の告発が名誉毀損や虚偽告訴となる可能性もあり、双方のバランスをどう取るかが課題となっています。

この事件は「被害者の声を聞くこと」と「無罪推定の原則」をどう両立させるかの社会的議論を促し、メディアや法曹界、一般社会における性被害告発への慎重な対応の必要性を示しています。

病気説や背景について

一部報道や個人ブログでは「虚言癖」や精神的な問題、過去に患った皮膚疾患などを根拠に病気説が語られることも。実際には精神科受診の有無や医療記録といった公式情報は確認されていませんが。

過去のアトピー治療歴がきっかけで草津移住を決意したという経緯はあるものの、裁判所の判断が「病気」に言及した記録はありません。メディアでよく見かけるウワサの域を出ていない、と言えます。

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