
「お客様は神様だ」というフレーズがあります。これが、現在ではなぜか客の側が使うということでカスハラというおかしな事態になってしまっているのですが、このセリフ自体の発祥は三波春夫氏。
三波春夫氏は、1970年の大阪万博のテーマソング「世界の国からこんにちは」の歌い手です。今回の2025年万博のテーマソングは、小袋の「この地球の続きを」だそうです。地球と書いて「ほし」と読むみたいです。笑ってはいけません。
その大阪・関西万博2025で話題沸騰中なのが、ジェンダーレストイレ。2億円もの費用をかけて設置されるこのトイレ、一体どんな特徴があるのでしょうか。元宝塚女優の怒りの声明や、建設現場での女性用トイレ不足問題など、さまざまな議論を呼んでいますが。
なお、この万博会場ではラーメンは1杯2000円、サンドウィッチは1皿1000円以上、姫路名物の「えきそば」は1杯3850円だそうです。貧しい日本人から見れば高く感じます。
★ もくじ
ジェンダーレストイレって何なの
性別の垣根を越えた新しいトイレの形
ジェンダーレストイレとは、従来の男女別トイレとは異なり、性別に関係なく誰もが利用できるトイレのこと。
「オールジェンダートイレ」や「ジェンダーニュートラルトイレ」なんて風にも呼ばれ、LGBTQの方々への配慮や多様性を尊重する社会の実現を目指して設置が進められています。
大阪・関西万博2025の会場に近い夢洲(ゆめしま)駅にも、このジェンダーレストイレが設置されました。個室型が多く、プライバシーにも配慮されているのが特徴です。ただし多機能トイレとは違って、必ずしもバリアフリー設備を備えているわけではありません。
変なトラブルが起きませんように。
なぜ今、ジェンダーレストイレなのか
多様性重視の時代の流れを反映
ジェンダーレストイレが注目を集めている背景には、いくつかの要因があります。まず、LGBTQの方々への配慮。トランスジェンダーの人など、従来の男女別トイレの利用に困難を感じる人たちへの対応ですね。
次に、多機能トイレの混雑緩和。車椅子を使っている人や介助が必要な人など、さまざまなニーズに対応するための新たな選択肢が必要だということ。
さらに、国際的な潮流も影響しています。欧米を中心に広がるダイバーシティ推進の流れに、日本も追随する形になっているわけです。2020年東京オリンピック・パラリンピックの影響もありますね。
大阪万博のジェンダーレストイレの特徴は
大阪・関西万博2025で設置されるジェンダーレストイレの特徴
- 性別を問わない利用:男女の区別なく、誰もが使えるトイレです。
- プライバシーへの配慮:個室型が基本で、利用者のプライバシーを守ります。
- 多様なニーズへの対応:LGBTQの方や、介助が必要な方など、さまざまな人が利用しやすい設計になっています。
- 最新技術の導入:清潔さを保つための自動洗浄システムや、省エネ設計など、最新のテクノロジーが活用されています。
- 外観:単なる機能性だけでなく、美しさや快適さも追求されています。
- 安全性への配慮:防犯カメラの設置や、緊急時の対応システムなど、安全面にも気を配っています。
- 環境への配慮:節水型の設備や、再生可能エネルギーの活用など、環境負荷の低減も考えられています。
トイレも進歩しているんですね。ちなみに世界初の温水洗浄便座は、実は日本の「TOTO」ではなく、アメリカの「アメリカン・ビデ社」が医療用のトイレとして開発したものだそうです。
2億円の内訳はどうなってる?
高額すぎる費用に疑問の声も
建築エコノミストの森山高至氏が試算した内訳は以下の通り。
- 便器:約2000万円
- 建物:約8000万円
- その他:約7000万円
合計は約1.7億円で、森山氏は「多めに見積もって3億円、少なく見積もって1億5000万円くらい」と推測しています。このトイレは若手建築家が設計したデザイナーズトイレで、便器数が50〜60個の大規模なもの。
費用が高額な理由として、まずデザイン性や実験的な試みへの投資が挙げられており、さらには解体費を含むとこのくらいなのだそうです。これが「その他」に含まれるのでしょうか。
ただし正確な内訳は公表されていないため、実際のところはよくわかっていません。「明細を国民に見せろ」という声も挙がるのも当然ですね。得意の中抜きがバレるので見せないでしょうけど。
建設現場での女性用トイレ不足問題とは
現場で働く女性たちの切実な声
大阪・関西万博2025の建設現場で、女性用トイレが不足しているという問題が浮上しています。ある女性作業員が、大阪府のサイトに投稿した内容が話題になりました。
その投稿によると、現場には男性用トイレしかなく、女性は朝7時に駅に到着したときと、夕方6時に仕事が終わって駅に戻ったときしかトイレを使えないそうです。これでは膀胱破裂の危険もあるとのこと。
この問題は、建設業界における男女平等や、働きやすい環境づくりの課題を浮き彫りにしています。ジェンダーレストイレの設置が進む一方で、こうした現場レベルでの問題解決も急務となっています。
イベントなんかだと、常に女性用は回転が鈍く大行列になってるので、ジェンダーレストイレがその解決になればいいんですけど。
世間の反応
賛否両論、さまざまな意見
ジェンダーレストイレについて、世間の反応はさまざまです。
支持する声としては、「多様性を尊重する社会の象徴として素晴らしい」「LGBTQの人たちにとって使いやすい」といった意見が聞かれます。一方で「従来の男女別トイレで十分ではないか」「プライバシーや安全面が心配」といった懸念の声も上がっています。
特に2億円という高額な費用については、元宝塚女優さんがブチギレていたように批判的意見が多く「他に使うべきところがあるのでは」という指摘も少なくありません。
ネット上では「使ってみたい」「興味深い」といった好奇心旺盛な反応もある一方で「必要性を感じない」「税金の無駄遣い」といった厳しい意見も見られるようです。