
いろんな有名人が密会に使ったおかげで無料の宣伝ができ、アパさんはすっかり有名になりました。でもFAVホテルでは、そっち方面の悪さはできなさそうです。2段ベッドなので。
今、旅好きの間で話題の「FAVホテル」。いったいどんなホテルなのか、調べてみました。
関係ないけどベッドをベットと言う人いますよね。
★ もくじ
FAVホテルとは?その読み方と特徴
読み方は「ファブホテル」
英語の“favorite”の略で「お気に入り」の意味も込められています。ブラウザのブックマークと一緒だ。グループ滞在に特化したブランドで、だから2段ベッドなんですね。2020年飛騨高山に第1号店を開業し、その後、高松、熊本、伊勢、広島など全国に展開しました。
「HOTEL like HOME」をコンセプトに、家族や友人グループが一緒に過ごせる広々とした客室設計と、日常生活を送れる設備の充実さが特長です。コンセプト自体は、どこのホテルも言ってそうな感じではありますが。
広く快適な客室設計
客室面積は標準35平方メートルで、最大6名まで宿泊可能な造作2段ベッドを採用しています。35平方メートルは21~22畳くらいなので、学校の教室の約半分ほどの広さ。
あと暗証番号式ドアロックでうっとうしいカードキーを排除して、多人数での出入りをスムーズにしています。
日常生活を継続する設備の充実
全室にキッチン、洗濯機、冷蔵庫、電子レンジを標準装備し、中長期滞在やワーケーションにも対応。広島平和大通り店では調理器具や食器類まで完備され、現地調達した食材で自炊が可能です。
乾燥機能付き洗濯機を室内に設置する点は、ビジネス出張者からも高い評価を得ています。コインランドリーも高くなりましたからね。
地域密着型の体験設計
各施設では地元アーティストとのコラボを積極的に展開し、ロビーでアート展示やオリジナルアートマップを提供しています。広島ではスタッフ厳選の「FAV SPOT A to Z BOOK」を配布、徒歩圏内の隠れ名所を紹介するなど、その土地ならではの体験を後押ししています。
リーズナブルな価格設定
「3人以上のグループステイ」が基本コンセプトであり、従来のホテル業界にはあまりなかった多人数対応客室を低価格で提供します。Family(家族)、Friends(友人)、Freedom(自由)の「3F」を掲げ、形式張らない滞在スタイルを可能に。
ぼっちの人は友だち作ってから行こう。
マイクロツーリズムの新たな拠点
「暮らすように泊まる」をテーマに、地元住民の生活圏内に立地する点が特徴。徒歩圏内で買い物や食事が完結する立地選定により、観光名所巡りだけでなく、日常生活を通じた地域理解を深める旅を提案しています。
旅行は、その土地のスーパー行くのが一番楽しい説まであるし。
FAVホテルの朝食は?
FAVホテルでは、各施設ごとに趣向を凝らした朝食を提供しています。2025年4月版。
鹿児島中央の朝食ビュッフェ
鹿児島中央では、全ての宿泊プランに追加料金なしで朝食ビュッフェが付いています。
1階のカフェスペースに鹿児島産の食材を使いまくった30種類以上のメニューが並び、さつま揚げや黒豚シュウマイ、九州醤油仕込みの唐揚げなど、地元ならではの味覚を朝っぱらから楽しめます。
また、それらを弁当箱に詰めて部屋でゆっくり味わうこともできるため、子ども連れでも周りを気にせずリラックスして過ごせます。提供時間は6時30分から9時30分まで。
熊本のカフェモーニング
熊本は、カフェホットサンド2種と選べるドリンク(オレンジジュース、アップルジュース、コーヒー)がセットになっており、ボックスでの提供なのでカフェスペースはもちろん、客室でも自分のスタイルで朝食を楽しめます。
朝食付きプランで予約した場合は一食800円、通常は1,000円となっており、事前予約が必要。お子様用メニューや食器については現在準備中。
広島平和大通りのシンプル朝食
広島平和大通りでは、エッグサラダサンドとドリンク、フルーツグラノーラヨーグルトがセットになった朝食を提供。こちらは朝食付きプラン限定の内容で、1階カフェスペースで7時から10時まで利用可能です。
コーヒーはSupreme Coffeeのブレンド豆。当日の注文は受け付けていない場合があるため、事前の予約が安心みたい。
運営会社について
運営母体の変遷
もともとFAVホテルは、霞ヶ関キャピタル株式会社が開発・運営企画を手掛けてきたブランド。霞ヶ関キャピタルは、不動産開発を主軸として、ホテル事業にも積極的に進出してきました。
FAVホテルシリーズは、グループや長期滞在のニーズに応えるため、広い客室とキッチン、洗濯機などを備え、リーズナブルな価格で提供することをコンセプトとしています。
現在の体制
その後、霞ヶ関キャピタルのグループ会社であった霞ヶ関パートナーズ株式会社が、全国でFAVホテルの運営を担うようになりました。さらに2024年2月には、霞ヶ関パートナーズ株式会社は「fav hospitality group株式会社」へ社名を変更。
FAVホテルブランドの拡大と新時代のホスピタリティを目指す体制へと移行しています。
霞ヶ関キャピタルの新ブランド
新ブランド「seven x seven(セブン バイ セブン)」が登場
2024年からは、FAVホテルの新ブランド「seven x seven(セブン バイ セブン)」がスタート。福岡県糸島や沖縄県石垣島など、リゾートや都市の好立地に展開し、全室オーシャンビューや専用ジャグジー、BBQグリル付きなど、さらにハイエンドな体験を提供しています。
- 47室全てがオーシャンビュー(糸島)
- ルーフトップテラスやペットフレンドリールームも
- 地元食材たっぷりの朝食BOXやカフェ&バー併設
- スマートチェックインやデジタルコンシェルジュ導入で快適ステイ
これまでのFAVホテルとの違い
「seven x seven」は、FAVホテルの暮らすように泊まるスタイルに加え、ロケーションやデザイン、アクティビティの幅がさらに広がったブランドです。リゾート感や非日常感を重視したい人向けですね。