想定していた以外の場所から射撃するスナイパー(狙撃手)が現れました。深田萌絵さんです。女子アナでないポジションの人の告発は、しがらみで動けない面々の強い後ろ盾となるのではないでしょうか。
深田さんは、もともと人気アナリストとしてその筋では知られていましたが、今回のニュースで始めて知って「誰?」と思った人も多いかもしれません。彼女はYouTuberや投資家、ビジネスアナリストなど、多彩な顔を持つ多才な人物です。
美術短大卒から早稲田大学へ、年収150万円のOLから会社経営者へ。今回、そんな深田萌絵さんのパンクな経歴や活動について調べてみました。
★ もくじ
深田萌絵の面白い経歴
美術短大卒から早稲田大学へ!華麗な学歴
まず面白いのが彼女の学歴。てのも、嵯峨美術短期大学(現在の京都嵯峨芸術大学短期大学部)を卒業した後、早稲田大学政治経済学部に入学したんです。美術から政治経済へ。この方向転換には、どんな思いがあったんでしょう。
深田さんは美術短大卒業後、最初は年収150万円の会社員として働いていました。しかし、その低給与に悲観し夢を求めて留学を決意。ところが、取得したTOEICの点数はなんと215点(990点が満点)。周囲も、とろける低スコアだったそうです。
でも、ここで諦めなかった深田さん。努力を重ね、765点まで点数をアップさせました。その結果、商社で国際営業アシスタントとして働くチャンスを掴みました。
そこで、さらなる学びの必要性を感じ、早稲田大学政治経済学部に入学。美術短大卒から、難関大学の3年生になるまでの道のり。まさに、努力の人と言えるでしょう。
株アイドルからヘッジファンドへ
深田さんの経歴で、もう一つ驚きなのが2003年、ネット番組「若林史江のじゃぱねっと株だ!」で株アイドルとしてデビューしたこと。株ドルって何だよと思いますが、実際オーディション時には「株の知識はほぼゼロ」のままでスタートすることになったそうです。
これをきっかけにクォンツ系ヘッジファンド・マネージャーの下で定量分析を学び、2005年には日系ヘッジ・ファンドで「真のPBR」の調査に携わるなど、ファイナンス業界でキャリアを積んでいきます。
株アイドルからプロの投資家へ。順調な変身ぶりです。
深田萌絵の6つの顔
1. YouTuber:経済を分かりやすく解説
深田さんは現在、YouTuberとしても活躍中。まず「深田萌絵TV」は2020年2月に開設され、政治や経済に関する世界情勢を独自の視点で解説しています。
このチャンネルでは有料のメンバーシップサービスも提供されており「政経会議」と「深田萌絵講演会」の2つのオプションがあります。政経会議は790円、講演会は2390円で、後者には政経会議限定の動画も。
さらに、これ以外にも「政経プラットフォーム」という別のチャンネルを運営しており、こちらも15万人以上の登録者を抱えています。
内容は、もちろん政治経済に関する解説が中心ですが、時には他のクリエイターとのコラボレーション動画も公開。例えば、元自衛官・警察官のガチタマTVとの共同制作動画では、護身術をテーマにした内容が配信されました。
2. ITビジネスアナリスト:鋭い分析力で注目を集める
ITビジネスアナリストとしての深田さんの分析力は、業界内でも高く評価されています。
YouTubeでの発信のほか、産業スパイの実態や中国関連企業の実態などについて、政治論壇誌WiLLやビジネスジャーナルに寄稿しています。また国際連合の小委員会「女性活躍推進委員会」に登壇するなど、グローバルな視点からも見識を発揮しています。
3. 実業家:自ら会社を経営
深田さんは、Revatron株式会社の代表取締役社長も務めています。こっちでは本名の浅田麻衣子を名乗っているっぽい。
4. 投資家:自らの資産運用も
株式投資の他、システム・トレードを用いた先物トレーダーとしても知られています。彼女の投資アプローチは、経済のトレンドや投資戦略に関する独自の見解を含んでいます。
5. 翻訳者:海外の投資家の知見を日本に
深田さんは、ジム・ロジャーズやラリー・ウィリアムズなど、海外の著名トレーダーの記事を翻訳し、最新の投資知識を日本に紹介する活動も行なっています。TOEIC215点スタートでも、ここまでなれるんですね。
6. 研究者:経済からアンチエイジングまで
彼女の研究対象は実に幅広いんです。株式のアノマリーやマクロ経済の定量分析といった専門的なテーマから、アンチエイジングやダイエットまで。好奇心旺盛な彼女の研究心は、あらゆる分野に及んでいます。
アンチエイジングと言えば、最近みうらじゅんさんが「老けづくり」を提唱されています。
深田萌絵が語った衝撃の証言
「女子アナが自ら性接待」の真相とは?
で、最近話題になっている女子アナの性接待ニュース。深田さんは、この件について衝撃的な証言をしています。彼女によると、ある飲み会で目撃した光景が、このニュースの内容と重なるそうです。
それは、ある飲み会で美しく現在もテレビに出演している女性アナウンサーが自ら積極的に性的な行動を取っていたとのこと。
この女性アナウンサーは自分の胸を男性に触らせたり、ストッキングが破れたことを口実に男性の手を引っ張って触らせるなどの行為をしていたと深田さんは述べています。深田さんはこの光景にショックを受け、途中で退席したのだそう。
このように、現在も多くの女性がキャリアを築くために性的なサービスを提供することを強いられており、特に大企業やメディア関係者との関係が女性アナウンサーにとって避けられない現実だと指摘しています。
WiLL誌の「セクハラ体質」を告発
深田さんは、2024年8月に月刊誌「WiLL」のセクハラ体質についても告発しています。WiLLの鈴木社長を含め、女性に対してセクハラ的な態度を取る人がいると指摘。さらに、ある執筆者からフラれた腹いせに嫌がらせをされたことも明かしました。
この告発は、出版業界に大きな波紋を呼んでいます。深田さんの勇気ある発言が、業界の体質改善につながることを期待する声も上がっています。
「驕れる者久しからず ただ春の夜の夢の如し」。