
リズムのつかみにくい投球フォームと弓形のカーブで三振を取りまくった髭面のカーショー投手が引退するそうです。気づいたら37歳、投手としてはベテランですものね。サラリーマンなら37歳で引退なんて生きていけないですが、彼は一流アスリート。
そういえば、ちょっと相談があります。投手の勝ち負けの付き方です。たとえば終盤まで0で抑えたのに味方も0で交代し、でもその後1点取って勝ったりしたら勝ちの称号が引き継いだピッチャーに持っていかれるじゃないですか。
こういうの、なんとかならないんですかね。
それはともかく、この名前を冷静に見ると「クレイトンという街で行われるアクロバティックなクルマのショー」ぽいと思いました。
★ もくじ
カーショー通算成績データ
総括
シーズンが始まると、よく「あれ?この人、今ここにいるのか」となるくらい、特に投手は移籍が多いイメージがありますが、カーショー投手はLAドジャース一筋で18年間。青以外のユニフォーム姿が想像できません。着たら着たで着こなすのでしょうが。
勝利数は222、敗けが96。圧倒的な勝率.698は、1920年以降のMLB史上最高を記録しています。通算3000奪三振も、左腕投手としてはMLB史上4人目。さらに、通算で3度のサイ・ヤング賞、MVP、11回のオールスター選出など、個人タイトルにも秀でています。
2025年最終シーズンでも先発登板を果たし、ERA(防御率ね)は現役投手でもまだまだ最優秀レベルで、その安定感と支配力は歴代ピッチャーの中でも際立っていると言えるでしょう。
通算記録一覧と主要タイトル(2025年シーズン終了時)
- 勝利数:222
- 負け数:96
- 通算奪三振:3039(歴代20人目)
- 通算勝率:.698
- 平均防御率(ERA):2.48
- サイ・ヤング賞:3回
- MVP:1回
- ワールドシリーズ制覇:2回(2020, 2024)
同世代ピッチャーとの比較
カーショーのライバルたち
スティーブン・ストラスバーグ
全盛期は屈指のエースだったが、ケガで晩年はオール・オーバーペイド(年俸もらいすぎ)扱い。カーショーがまだやれそうな状態で引くのは、彼の寂しい引退が頭のどこかにあったからかもしれませんね。
ジャスティン・バーランダー
チームを転々として今はSFジャイアンツ。勝利数やタイトル数で互角だが、奪三振数やERAではカーショーが上回るケースが多いです。てか奥様が可愛すぎという。
ジェイコブ・デグロム
ピーク時はデグロムも圧巻。特に髪切る前。でも安定した長期間の活躍やタイトル獲得数はカーショーがリードしていると言えるかも。
カーショー引退の理由
その背景
- 2024年のシーズンをケガでほとんど棒に振り、復帰しても身体的な限界を感じていた。
- ドジャースという球団に18年間一筋で貢献し、家族やファンにも「最後までロサンゼルスで」という気持ちが強かった。
- パフォーマンス面では今季(2025年)も安定した成績を残しており、成績不振によるものではないと明言されている。
「怪我で引退」「成績悪化で引退」よりも、“自分で選んだ道で舞台を降りる”ことを最大の理由に挙げているカーショー選手。MLB史上でも珍しい、“球団一筋、最盛期のまま引退”という決断は、実にイケメンでした。