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キム・ゴンヒ(金建希)の経歴と、これまでのスキャンダル整理

キム・ゴンヒ(金建希)の経歴と、これまでのスキャンダル整理

大韓民国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)前大統領夫人、キム・ゴンヒ氏。その名は韓国国内を連日騒がせており、ついに2025年8月、前大統領と共に身柄拘束という歴史的事態にまで発展しました。

まぁそれはともかく、彼女ったら非常にわかりやすく整形顔ですよね。正直、整形で良くなった人を見たことないんですけど、誰かいますか。思い当たりますか。

キム・ゴンヒ氏のこれまでの経歴

生い立ちと学歴

キム・ゴンヒ氏(韓国語表記:김건희)は、1972年9月12日に韓国の京畿道楊平郡で生まれました。父親は建設会社の代表、母親も実業家という家庭。

幼少期や生まれに関する詳細な情報はあまり公表されていませんが、地元の明逸女子高等学校を卒業し、1996年に京畿大学校芸術学部絵画科を卒業しています。

その後、淑明女子大学校大学院に進学し美術教育専攻で修士号を取得、さらに国民大学校テクノデザイン大学院で博士号も取得しました。また、ソウル大学校にて経営専門修士号(EMBA)を取得するなど、複数の大学で高度な学びを続けてきました。

ただ、韓国の学校名を聞いても知らないのでまったくピンときません。優秀そうな感じだけ伝わってきます。

アートへの情熱とキャリア

学生時代から芸術文化に強い関心を持ち、大学卒業後は美術講師や兼任教授として、複数の大学で教壇に立っています。

具体的には、翰林聖心大学校、瑞逸大学校、ソウル情報技能大学校、水原女子大学校、安養大学校、国民大学校などで美術分野の教育に携わってきました。輝かしい経歴です。たぶん。

実業家として

2009年には文化芸術展示企画会社「コバナコンテンツ」を設立、代表取締役社長に就任しました。この会社では文化・芸術コンテンツの制作や投資を主な事業としています。

日本の著名な建築家・安藤忠雄氏とも交流を持ち、そのネットワークは芸術・文化界でも広く知られています。

経歴詐称とその後

キム・ゴンヒ氏は、大学講師としての職務や経営活動の中で、自身の経歴について「よく見せようと膨らませ、誤りを記載したことがある」と過去に認めました。

たとえば韓国ポリテク大学で「副教授(兼任)」と記載したところが実際には非常勤講師だったことや、学歴を厳密には異なる名称で記載していたことが明らかになっています。これらの点について、2021年12月には公式に謝罪、国民に向け頭を下げる場面もありました。

ファーストレディに

夫の尹錫悦(ユン・ソンニョル)氏が2022年に大統領に当選すると、キム・ゴンヒ氏は韓国大統領夫人となりました。ただし本人は「令夫人」という言葉には違和感を示し「大統領配偶者」と呼ばれることを望んでいると語っています。その違いは不明。

ファーストレディとは、主に国家の元首の配偶者を指す称号。一般的には、大統領や首相の夫人を指し、国家元首が女性の場合は配偶者をファーストジェントルマン(またはファーストハズバンド)と呼びます。女性の一塁手ではないようです。

キム・ゴンヒ氏を巡る主なスキャンダル一覧

ドイツ・モーターズ株価操作疑惑

輸入車ディーラーの「ドイツモーターズ」に関わる株価操作事件での疑惑。彼女が資金を出した疑いがあり、株価が操作される時期に直接的・間接的に取引に介入したとの指摘がありました。しかし、この事件では最終的に不起訴処分となっています。

とはいえ、この疑惑は韓国国内で大きな話題となり、大統領夫人としてのイメージに影響を与えました。

学歴・経歴詐称疑惑

夫である尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領の選挙戦中に、自身の学歴や経歴の一部が詐称ではないかとの疑惑が浮上しました。この件により国民の批判を受け、人気に陰りが出ました。

大統領執務室での写真公開問題

大統領執務室で撮影した夫妻のツーショット写真を、自身のファンクラブに送って公開したことが問題に。この執務室は公的な場所であり、写真の公開は公的空間の扱いとして適切でないと批判されました。

この行動はファーストレディとしての自覚に欠けるとされ、多くのバッシングを受けました。

高価なブランドバッグ受領疑惑

知人から300万円相当のディオールのバッグを不適切に受け取った疑惑も浮上しました。この問題は映像がネット上に流出し炎上騒ぎとなり、検察の捜査対象にもなりましたが、不起訴処分となりました。

政治関与の疑惑

2022年の議会補欠選挙で、政治ブローカーと共に候補者選びに不正関与した疑いもあります。この疑惑に関連して、関係者が逮捕され追及の動きが強まりました。また、選挙の世論調査の結果を操作した疑惑も提起され、検察が捜査を進めています。

大統領夫人の母親の私文書偽造

キム・ゴンヒ氏の母親、崔殷淳(チェ・ウンソン)氏は、私文書偽造などの疑いで懲役1年の刑を受け法廷拘束されています。この事件は大統領就任序盤での大きなスキャンダルとなり、野党の攻勢材料にもなりました。

スキャンダルまみれの実業家、投資家

出るわ出るわ、なかなかのボリュームです。これらのスキャンダルは、彼女のみならず夫である尹錫悦大統領の政権運営にとっても大きな問題となっており、世論や野党の攻撃材料になっています。

韓国社会での彼女のイメージは一時の「美しすぎるファーストレディ」から「スキャンダルまみれの実業家、投資家」として変わりつつあるようです。

キム・ゴンヒ氏にまつわる世間の声と現状

ソーシャルメディアやファンクラブの動き

キム・ゴンヒ夫人には、一時ファンクラブが設立されるほどの人気がありましたが、機密情報流出疑惑などを契機に批判の声も増加。ソーシャルメディア上でも賛否両論が渦巻き、支持者と反対派の分断が強まっています。

韓国国内はもちろん、国外でもメディアが連日取り上げるような状況。

韓国政界や社会へのインパクト

尹錫悦前大統領政権において、キム・ゴンヒ夫人に関するスキャンダルは政権の支持率低下の大きな要因となりました。2024年11月の支持率は最低17%を記録し、政権の安定を揺るがす材料に。今後の韓国社会、政局全体へ与える影響も無視できません。

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