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*ヒラノマリの経歴|トップアスリートを支える睡眠の専門家*

ヒラノマリさんという方がいらっしゃいます。カタカナの名前です。帰国子女だからでしょうか。彼女はスリープトレーナーという、何となく何をする人か想像はできるけど聞き慣れない肩書をお持ちです。が、聞き慣れないのも当然で、現在のところヒラノマリさんが唯一の実践者だからですね。

個人的にも睡眠の質の低下には困らされていますが、アスリートでない私など見向きもされないでしょう。でも、少しでも何か学べたら、キッカケが見つけられたらと、そんな思いで

  • スリープトレーナーとは?
  • ヒラノマリさんはどんな経歴を経てスリープトレーナーに?
  • トップアスリートの睡眠をサポートするって、具体的にどんなことをするんでしょうか?

といった疑問について調べてみました。

ヒラノマリさんの経歴:睡眠のプロへの道のり

ヒラノマリさんの経歴:睡眠のプロへの道のり

寝具販売員から睡眠コンサルタントへ

ヒラノさんは3歳から8歳までアメリカで過ごしたため、後に日本の学校に転入したはいいが環境に馴染めず、不眠症を経験します。このことが、睡眠の重要性を彼女に認識させる最初のきっかけとなりました。

小学生なんてスキあらばどこでも寝るのが普通なのに、かなり重い経験だったと察します。

しかしその後、大学を立派に卒業。そして、あの大塚家具の一員となり、寝具部門の営業として働き始めました。この経験を経て睡眠に関して超絶詳しくなり、幅広い顧客層に寝室全体のコンサルティングを行うスキルを磨いていきます。

転機となったのは、2016年のサッカーFIFAクラブワールドカップ。日本が世界の強豪と戦う姿に感銘を受け、アスリートをサポートしたいという強い思いが芽生えたとのこと。

ここから彼女は「アスリート専門スリープトレーナー」という新しい分野というかキャリアの方向性を発見しました。そして会社員として働きながら、さまざまな行動を起こします。アスリートの日常を観察し、関連企業にアプローチし、ソーシャルメディアで睡眠に関する情報を発信し続けたのです。

そして行動し続けること約1年半、ついにヒラノさんはJリーグの選手たちに睡眠について講義する機会を得ました。これが彼女のスリープトレーナーとしての本格的なスタートとなり、現在では複数のアスリートと契約を結び、個別サポートを行うまでに至っています。市場の中から自分の強みの範囲を見つけ出し育てていくという、独立の見本のようなスタイルですね。

スリープトレーナーへ

ただし、はじめはスポーツ界とのコネクションがないため、ソーシャルメディアでの地道な発信とスポーツマネジメント会社への営業活動からスタート。「睡眠」という分野がスポーツ界で確立されていなかったため、多くの困難に直面しましたが、自身の信念を貫きました。もしかすると「睡眠=怠け者」という昔の感覚を持った人が、まだ生きていたのかもしれません。

でも、そんなこんなで徐々に選手からの問い合わせが増え、卓球や野球や陸上、サッカー選手といった、さまざまな競技のアスリートをサポートするようになりました。またヤクルトなどの球団から講習依頼を受けるなど、講師としてもスポーツ界でポジションを確立していきます。

独自の睡眠改善メソッド開発

ヒラノさんたら、アスリート個々のニーズに応じてカスタマイズされた睡眠改善プランを提供しています。まず徹底したヒアリングを行い、睡眠データや、なんと遺伝子検査の結果など、選手の性格や生活パターンを総合的に考慮することで、各選手の抱える「睡眠の課題」に対応した最適なアドバイスを実施しています。

また、環境と体内状態の両面に働きかけることも特徴。部屋の温度や湿度、寝具などの環境面に加え、深部体温や自律神経の調整を行い、例えば試合前には手のひらやおでこを冷やすなどの方法で深部体温を下げ、睡眠の質を高める工夫がされています。なんか手のひらを冷やすと質が上がるらしいですね。ヒンヤリしたものを触りながら寝るイメージでしょうか。簡単そうで難しいかも。

あとは「攻めの睡眠」と「守りの睡眠」という概念も。一瞬、なんだそりゃと思いますが「試合で結果が求められる時には攻めの睡眠」「怪我のリハビリや疲労回復には守りの睡眠」といった、状況に応じた戦略を提案するということ。なるほど、ネーミングセンスにも長けています。

トップアスリートを支えてきた実績

メジャーリーガーの睡眠管理

ヒラノさんは、元(?)メジャーリーガーの藤浪晋太郎選手の睡眠管理を行っています。アメリカでは国内でも東西で3時間も時差が生じるため、時差調整もしっかりサポート。年間契約を結び、継続的なサポートを提供することで、異国の地での活動を支えています。

オリンピック選手のパフォーマンス向上

卓球のメダリスト平野美宇選手へのサポートも有名。単に良質な睡眠を提供するだけでなく「睡眠を武器にする」という独自の概念に基づき、睡眠の改善から始まって睡眠を味方につけ、最終的に睡眠を武器として活用するという3段階のプロセスを経たアプローチを提案しています。

プロゴルファーのコンディショニング

ゴルフは他のスポーツと比べても、特に長時間にわたり集中力を維持する必要があるため、質の高い睡眠が重要となります。ヒラノさんは、石川遼選手の睡眠環境や就寝前のルーティンなども細かく分析し、個別のアドバイスを提供しています。

このように、ヒラノさんがスポーツ選手に対して行う睡眠を通じたパフォーマンス向上のアプローチは、科学的根拠に基づきながらも個々の選手に合わせた柔軟なものとなっています。これによって、実業団の陸上選手やJリーガーなど多くのトップアスリートのコンディショニングとパフォーマンス向上に大きく貢献しているのです。

ヒラノマリさんの、その他の実績など

ヒラノマリさんの、その他の実績など

帰国子女としての経験と語学力

ヒラノさんは幼少期を過ごしたアメリカでの生活により、英語を流暢に話します。しかし多くの帰国子女が経験するように、日常的に英語を使用する機会が減少したため、読書や英語のメディアを通じて意識的に英語を学び続けていたと考えられます。きれいサッパリ忘れてしまったという人もいる中で、継続的な努力で英語力をキープし続けた姿勢は、もっと褒め称えられるべきじゃないでしょうか。

メディア出演や講演活動の実績

〈メディア出演〉

テレビ

ラジオ

〈講演活動〉

講演テーマ

  • メンタル
  • ライフスタイル・健康
  • モチベーション
  • 「美」ビューティ・美容

対象者

  • 一般市民・女性・シニア
  • 青年会議所
  • 学校・PTA

イベント形式

  • 記念式典・イベント
  • トークショー

最近の活動としては、新人競輪選手向けの睡眠セミナーに登壇し、競輪選手会から複数回リピートで依頼を受けています。ボート選手のイベントにも出て福留さんとコラボとかどうですかね。方向性が違いすぎますね。

以上、ヒラノさんの科学的で実践的な睡眠改善メソッドは、トップアスリートのパフォーマンス向上に貢献する独自の取り組みとなっています。

そういえば近年はスリープテックとか言って健康や経済損失につながる悪い睡眠をITやAIで改善する製品も出回ってますね。そんなのにも助けてもらいながら、みなさん、ちゃんと寝ましょう。

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