渡辺淳之介さんが、WACKの取締役を退任しイギリスの大学院へ留学することを発表されました。
- 渡辺淳之介さんの年収はいくらだったの?
- なんで辞めたの?
- 新しいキャリアはどんな感じ?
「WACK時代の年収」「WACKを辞めた理由」「今後の展望」気になりますよね。
渡辺淳之介さんはインタビューなどで、退任の理由や留学の目的を明かしています。
本記事では、渡辺淳之介さんのWACK時代の年収推移や退任の背景、そして留学後のキャリアプランについて、最新情報をもとに調査しました。
★ もくじ
基本情報:渡辺淳之介とは
渡辺淳之介さんは、WACKの創設者であり、数々の人気アイドルグループを手掛けたプロデューサーです。
WACKは、型破りなアイドルグループを多数輩出している音楽プロダクション。
「WACK」という言葉は元々アメリカのスラングで変人を意味しますが、時代が変わり現代では特にヒップホップカルチャーにおいて「ダサい」「かっこ悪い」「つまんない」といった意味で使われています。
その単語との関連性は不明ですが、渡辺淳之介さんによると「わたなべあーてぃすちっくくりえいてぃぶこんぱにー」(Watanabe Artistic Creative Company)の頭文字を取ったものとのこと。
その芸術性と創造性を重視する姿勢が反映された名前は、所属アーティストの斬新なプロモーションやパフォーマンスにも表れており、比類ないブランディングになっています。
BiSHなど人気アイドルのプロデューサー
渡辺淳之介さんは「GANG PARADE」「BiSH」「EMPiRE」「豆柴の大群都内某所 a.k.a. MONSTERIDOL」「BiS」などの人気アイドルグループをプロデュースしてきました。
彼のプロデュース手法は、従来のアイドル業界の常識にとらわれない独自の方針で、例えば
- 過激なパフォーマンスやプロモーション
- アイドルらしからぬ楽曲
- バラエティ番組発のグループ結成など型破りなプロジェクト
といった、過激で斬新なものです。
さらに、タッグを組むサウンドクリエイターチーム「SCRAMBLES」の制作する楽曲によって、音楽業界でも高い評価を受けています。
過激なプロモーションで話題を呼ぶ
WACK所属のグループは、各メンバーの際立ったキャラと高い音楽性に加え、その過激なプロモーションでも話題を呼びました。
全裸PV
BiSHの前身グループであるBiSは、1stシングル「My Ixxx」のミュージックビデオでメンバー全員が全裸で出演。でもご安心ください、大切なところはちゃんと隠されています。
破壊盤
2021年にリリースされたBiSHのアルバム『GOiNG TO DESTRUCTiON』では、破壊盤と呼ばれる特別なバージョンが販売されました。これは、メンバーが直筆でサインを入れた上で1枚1枚CDケースを破壊した限定版です。
覆面
EMPiREのオーディションで合格したメンバー5人は覆面姿で登場、メンバー個々のTwitterのフォロワーが1万人を超えないと顔を出さないと発表しました。
その後、公開されたビジュアルの高さにはビックリ。
渡辺淳之介さんのWACK時代の年収
で、その渡辺淳之介さんの年収ですね。2006年に高額納税者を世間にバラす制度がなくなり、もちろん具体的な金額は発表するわけもないですが、プロデューサーや経営者としての成功を見ると……。
実際に渡辺さんご本人も「びっくりするくらい稼いだ」とおっしゃっております。
BiSHのヒットによる収入増加
まずはBiSHの大ヒットで、彼の収入も大幅に増加したのではないでしょうか。アルバムやシングルの売り上げに加え、ドームを埋めるほどのライブ動員やグッズ販売などなど。
2017年、BiSHの振り付けを担当していたアイナさんに、振り付け代としてそれまでのギャラをまとめて支払ったなんてエピソードもあります。
経営者として
渡辺淳之介さんは、WACKの他にも複数の会社の経営に携わってきました。
株式会社JACK
株式会社WACKと株式会社ジャパンミュージックシステムによる合同マネジメント会社。
NEGLECT ADULT PATiENTS
渡辺さんが手がけるファッションブランド。
株式会社SHiT
著作権管理会社。
株式会社SW
ストリートを愛するカルチャー・マガジンStoryWriterの運営。
音楽業界の平均年収との比較
以上のことから、音楽業界の平均年収と比較しても彼の年収は非常に高い水準にあると思われます。しばらくは大学院生として異国で生活したところで、電気や水道を止められるようなこともないでしょう。
WACKを退任した理由と今後の展望
退任の理由は、簡単に言うと将来を見据えての留学、というところです。
この先の音楽業界が向かう縮小する国内マーケットへの危機感から、しっかりグローバルな視点を持つために改めて海外の経営を学ぶ必要を感じられたのではないでしょうか。違ったらごめんなさい。
イギリスの学生ビザは経営者には発給されないため、それぞれの会社の役職を退任されました。
ロンドン大学院留学のための決断
行く先は、ロンドン大学のゴールドスミスカレッジ。
ここの "Creative & Cultural Entrepreneurship" という、その名のとおり起業家精神をクリエイティブとカルチャーの観点から研究する学科だそうです。
あのNew York DollsやSex Pistolsの仕掛け人「マルコム・マクラレン」や、ブリットポップの雄「Blur」(当たり前だけどイケメンだったデイモン・アルバーンも年取りましたね)のメンバーも通っていたとのことで、UKロック好きの憧れの学校と言えそう。
言うなれば、あのマルコムの後輩となるわけで、ますます危うい手法に磨きがかかるのか。
@totot0126 #blur #song2 #アユニしか勝たん ♬ オリジナル楽曲 - totot
新たなキャリアへの挑戦
このインタビューでの発言が、最前線で活躍してきた彼の実感なのでしょう。
僕たちは人口の多い日本という国で活動していて、コンサートができる場所がたくさんあって、国内のマーケットだけを相手にしていても音楽ビジネスを続けてこられたわけですけど、この先、確実に今みたいな活動ができなくなる日が来ると思います。日本の人口はどんどん減っていって、もしかしたら将来は国がなくなっている可能性すらある。そういうことも含めて、やはり海外戦略というか、世界を相手にやっていく以外に選択肢はないんじゃないかと思ったんです。
音楽ナタリー
将来、グローバルな視点を持つプロデューサーとして戻ってくるのが楽しみですね。