
医療を扱った作品は数あれど、題材となる診療科はだいたい決まっています。そろそろ眼科とか耳鼻科とか皮膚科とか、歯なんかを主役に据えた作品も見てみたいものです。
知念実希人さんの累計360万部を超えるベストセラー小説シリーズ「天久鷹央の推理カルテ」がドラマ化され、2025年4月22日から橋本環奈さんの主演で放送開始されます。
すでにアニメ化もされている人気作品ですが、ドラマ版はどうなんでしょう。キャストを中心に、作品の魅力を探ってみますか。
★ もくじ
主演・橋本環奈が演じる天才診断医、天久鷹央(あめくたかお)
医療版シャーロック・ホームズに変身した橋本環奈
橋本環奈さんが演じる天久鷹央は、驚異的な知能を持つ天才診断医。自閉スペクトラム症のため人間関係には苦労するという複雑なキャラクターですが、医療現場で診断困難とされる病気や不可解な事件を卓越した頭脳で解決していきます。
橋本さんにとっては初挑戦となる医師役であり、特に難しい医療用語や長いセリフへの挑戦が注目されているほか、役作りの一環として髪型を大幅に変更し、気合いを入れて撮影に臨んでいることも明かしています。
三浦翔平が演じる内科医、小鳥遊優(たかなしゆう)
人の気持ちを読み取る名コンビの相棒役
小鳥遊は、天医会総合病院の統括診断部に所属する内科医。元外科医という経歴を持ちながら、ある出来事をきっかけに内科医へと転向したという背景があり、理由は物語の中で徐々に明らかにされるという引っ張りポイントとなっています。
ドラマ内では彼と鷹央が繰り広げる掛け合いや凸凹コンビぶりが見どころとなっており、小鳥遊が鷹央の推理や診断能力を支える助手として活躍する姿が描かれています。
このように、彼は主人公である天久鷹央の相棒的存在であり、いわゆる「ホームズとワトソン」の関係性に例えられる役割を担っていますが、今この国でシャーロック・ホームズと言ってどのくらいの人がピンときますでしょうか。単純な疑問。
その他のキャスト陣は、まだ不明
脇を固めるキャラクター
主演の二人以外にも魅力的なキャラがいて、鷹央の姉で事務長の天久真鶴や研修医の鴻ノ池舞、天久大鷲院長や他の医師たちも気になりますが、続報を待て。
「天久鷹央の推理カルテ」という作品
原作者の知念実希人氏は、現役の医師。内科の先生らしいんですが、いつ小説を書いているんでしょうか。スケジュール管理術を知りたいものです。
物語の舞台は東京の東久留米にある架空の「天医会総合病院」で、主人公は天才的な診断能力を持つ若き女医・天久鷹央。シリーズは、病気や医療をテーマにしながらも、密室トリックや謎解きなど、ミステリー要素を強く取り入れた構成が特徴です。小説ですから。
ほかにも、医療過誤や社会問題など現実的なテーマも描かれています。シリーズは「推理カルテ」と「事件カルテ」の2部構成で、多数の短編と長編が刊行されています。2025年にはアニメ化もされ、多方面で人気を集めています。
アニメ版
アニメ版は、2025年1月1日から放送が開始されました。
視聴者の反応
放送開始から話題を呼んでいますが、視聴者の反応は分かれています。医療ミステリーという新鮮な組み合わせを評価する声がある一方で「つまらない」という声も聞こえなくはないです。
一部の視聴者からは、福山さん主演のドラマ「ガリレオ」に雰囲気が似ているという指摘もあります。天才物理学者と天才診断医だと、イメージ的に大差ないかもしれませんね。やはり天才歯科医とか見てみたいな。