- 救急車が有料になったりなんかしたら、必要な時にすぐ呼べるか不安だ
- 緊急時の対応が遅れれば、命に関わる可能性だってある
- 経済的な負担が大きくなるんじゃないか
などなど救急車の有料化について多くの人が不安や疑問を感じています。
もちろん、わからなくはないです。
ただし、救急車の有料化が進めば利用者が安易にタクシー感覚で救急車を呼ぶことが減り、本当に必要な人への緊急対応がスムーズになります。
この記事では、その背景やメリットデメリットや、それぞれの意見を解説していきます。
★ もくじ
救急車有料化に反対する理由とは?
救急車を有料化するにあたっては、いろいろと不安な素材があります。
救急車有料化の背景と現状
救急車有料化の背景には、
- 出動回数が増加することで費用が膨らむというお金的な問題
- 救急じゃないのに使うヤツらが増加しており、本当に必要な患者に適切な対応ができない
といったことがあげられます。
これにより、救急医療の現場がカオスと化し、効率的な運営が難しくなっているわけです。
救急車有料化がもたらす問題点
有料になることによって、経済的に厳しい人のなかには緊急時でも呼ぶのを躊躇する人が増える可能性があります。
そうなると、症状の重い人が適切な医療を受けられなかったり、医療を利用できるできないの不平等も発生します。
救急車有料化の賛成意見と反論
救急車の有料化には、以下のとおり多くの賛成意見があります。
救急車有料化のメリット
有料にすることで、無駄な利用は間違いなく減ります。
昨今の、119という緊急番号が繋がりにくい状態は狂ってると言えるでしょう。
当たり前なんですけど、本当に必要な人が優先して利用できるようになります。
救急車には全国で年間2兆円の費用がかかっており、この費用は自治体が負担しているのです。
なのに無料で呼べる現在では「帰りも送れ」とか言いだしたり、挙句の果てには「蚊に刺された」なんて理由で呼びつける狂った輩もいるそうです。
完全に無料タクシーの扱いだ。
反対意見への反論
反対意見には、経済的負担や医療アクセスの不平等が挙げられますが、適切な料金設定や補助制度の導入で対応可能です。
また、他国の事例を見ると、成功しているケースも多くあります。
他国の事例から学ぶ
他国、特に欧米では既に救急車有料化が導入されています。
だいたい、3.5万円〜10万円くらい。
日本の感覚だと「たっけぇ…」と思いますが、これによって無駄な利用が減り、緊急対応の質が向上しているんです。
救急車有料化に関するFAQ
有料化に関する基本的な質問
まず、改めてなぜ救急車の有料化が必要なのかってこと。
これは、不適切な利用を減らして、本当に必要な人に迅速に対応するため。
例えば、無料だからといって軽い症状で救急車を呼んでしまう人が多く、結果的に本当に緊急な人が遅れてしまうんです。
つまり重い人は無料、ふざけた理由で呼ぶ人を有料にすれば解決かと。
救急車利用時の具体的な費用
有料化された場合、どれくらいの費用がかかるのか気になりますよね。
実際、国や地域によって違いますが、例えばドイツでは約50ユーロから150ユーロ(約8500円から2万5000円)、スウェーデンでは約1000クローネ(1万5000円くらい)ほどです。
日本でも具体的な費用はまだ議論中ですが、おおよそ5000円から1万円くらいが予想されています。
ライドシェアがタクシー会社を通さず海外のようにフリーになれば、もう少し選択肢も増えそうなものですけど。
無料化維持のための対策
救急車を無料で使い続けるためには、いくつかの対策が必要です。
- 利用者教育: 救急車の適切な利用についての啓発活動
- トリアージ: 緊急度に応じた対応の強化
- 罰則強化: 不適切な利用に対する罰則の導入
こうした対策を講じることで、無料化を維持しながらもサービスの質を保つことができるんです。
いち早く導入した三重県松阪市の場合、入院するほどじゃなかった軽症患者から「選定療養費」として7700円を徴収。
こういうのは厚労省が率先してやってほしいものですね。