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【北海道 北嶺高校】卒業生の8割が難関大学に合格

【北海道 北嶺高校】卒業生の8割が難関大学に合格

札幌市清田区は、1997年に豊平区から分区して誕生した最も新しい区で、最も人口が少ない区でもあります。おまけに鉄道の駅がひとっつもないという、そんな場所。

そんなへんぴな緑豊かな場所にある北嶺(ほくれい)高校は、国公立大学医学部医学科への現役合格率が全国トップクラスを誇るとしてその名を轟かせています。高齢化が進む国では、テクノロジーより医療なのかもしれません。医療分野でのDXにも、いい加減期待したいところです。

  • 北嶺高校の卒業生はどんな進路を選んでる?
  • 医学部への進学率が高い理由は?
  • 北嶺高校の教育環境や特色は?

といった疑問について調査してみました。北嶺高校の卒業生がどのようにして高い進学実績を達成しているのか、その教育方針や環境からも探ってみます。

最近、北海道では20歳前後の子どもたちが平気で人を殺すという物騒な事件が連続して起こっていますが、ちゃんとまじめに勉学に励んでいる若者もいっぱいいるのです。

北嶺高校卒業生の進路実績

国公立大学への進学率

北嶺高校は、男子校。女子がいない。大半の、この年頃の子たちにとって、異性の存在は勉学の妨げになりがちであり、そのモヤモヤをうまく勉強に向かわせられれば強大な力となることでしょう。

2024年のデータでは、国公立大学への合格者数は108名。創立以来、各期生の卒業生数は1学年平均120名前後なので、9割が受かってるみたいです。北嶺は、高校の募集はなくて中学から一貫の体制。6年間にわたり徹底した進路指導を行い、大学受験を意識した教育体制を整えているそうで。

進学先は、東大、京大、一橋、北大、東北大、名大、阪大、神大、筑波、千葉大、横国、OMU、樽商…等々。

医学部医学科への合格状況

2024年の実績は40名で、全国でもトップクラス。創立以来の総卒業生は3617名で、それに対して東大、東北大、北大など879名もの国公立大学医学部医学科への合格者を輩出してきました。これはもう、ドクター養成機関と言えそうです。響きがダサいので言わないと思いますけど。

海外大学への進学者

東京大学や国公立大学医学部への高い合格実績で知られる同校ですが、海外大学への進学者数は国内の難関大学への進学者数と比較すると少数にとどまっているようで。行くとしても、まず国内の難関大学を経て、というパターンが多いかもしれません。東大は世界大学ランキングで28位とかそれくらいです。

北嶺高校の概要と魅力

高校の設立背景と目的

他の名門校がだいたい明治時代くらいにできたのと比較すると、北嶺は1989(平成1)年という比較的最近に設立された学校です。「めざすなら高い嶺」を合言葉に、東京大学や国公立医学部医学科などといった難関大学への合格を目指す少数制の教育機関として誕生しました。

これまでの公立学校と異なる教育のアプローチを提供すべく週6日制を維持し、中高一貫教育の中で受験を意識した進学指導を実施。また、少人数制を採用することで、生徒一人ひとりに対する丁寧な個別指導を可能にしています。まあ昭和の時代も週6日でしたけどね。

教育方針と特色あるカリキュラム

英語・国語・数学は公立校の約1.8倍の授業時間を設け、中3から高校内容の学習を開始。ここで基礎学力だけでなく思考力・判断力・表現力も養成します。高3ではやることなくなりそうですね。あと、ハーバード大学特別研修などのグローバルプロジェクトを通じ、国際社会で活躍できる人材育成にも力を入れています。

もちろん頭脳だけでなく、柔道とラグビーを必修とするほか全校登山も実施するなど、知と身体の「文武両道」を教育方針として掲げています。でも北海道の山にはヒグマがいませんか?

北嶺高校の学習環境と設備

新らしく完成した高校棟は、スケルトン天井。それにどのような効果があるのかわかりませんが、開放感のある空間を提供しています。黒板はグレー色で、プロジェクターの映像投影が可能です。グレーだと文字が見えやすいそうです。今どきタブレットとかは、もう使わないんですね。

そして青雲寮S棟は「骨太男子」を育成するため高さのある寮室が特徴。にしても青雲というネーミング…そこまでは考える余裕がなかったのでしょうか。あと、ボルダリングウォールもあります。

食堂棟にはウッドデッキや屋上テラスがあり、夏にはバーベキューを楽しむことができます。屋上ならビールを飲んでもバレなさそうですね。また夜間にライトアップされるシンボルツリーも設置されており、男子校の幻想的な雰囲気を演出。

北嶺高校出身の著名人

北嶺高校出身の著名人

有名卒業生の活躍例

上西隆史(2005年卒業)

アーティスト、ダンサー、振付師、ビデオグラファー。東大工学部卒業、同大学院に進学。

藤田直哉(中退、東工大卒)

SF・文芸評論家。研究領域は幅広く、科学と虚構の関係、文学、美術、サブカルチャー、ネットカルチャーと政治の関係など。

テツヤ(1999年卒業)

DJ、ラジオパーソナリティ、ローカルタレント。本名は竹田テツヤさんとおっしゃるそうです。

近藤隆史(1998年卒業)

漫画家。代表作は「花の都」で、ヤングサンデーで連載されていました。

堺大輔(1997年卒業)

東大工学部機械情報工学科、東大大学院学際情報学府を卒業。2001年にチームラボの創業メンバーとして参加、2002年から取締役。

赤尾洋昭(1995年卒業)

セコマの代表取締役社長。一橋大学商学部を卒業、マツダを経て2004年にセコマ入社。父親はセイコーマートの実質的な創業者です。

石渡嶺司(1994年卒業)

ライター、大学ジャーナリスト。東洋大学社会学部を卒業し、2003年から大学や教育問題や就職活動に関する評論を開始。メディアにも頻繁に出演しています。

三浦拓実(1992年卒業)

横浜国立大学卒業後、1997年にNHK入局。主にスポーツ中継を担当し、ディープインパクトの凱旋門賞やマカヒキの日本ダービーなどの実況も手がけました。

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