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ハリス副大統領が不人気なのはなぜ?政策と人柄の両面から検証

バイデンさんが民主党の内部からプレッシャーをかけられたことで大統領選から身を引き、後継としてハリス副大統領を推薦しました。

すでに現在まで、ギャビン・ニューサムカリフォルニア州知事やクリントン夫妻など、民主党の主要人物から支持を受けています。

しかし、ハリスさんでは指導力不足で不人気だという話も、太平洋を超えて伝わってきています。ということで、

  • カマラ・ハリスさんはマジで不人気なの?
  • なんで支持率が低迷しているの?
  • 副大統領としての評価はどうなの?

なんて感じの疑問を、政策面と人柄などから調査してわかりやすくまとめてみましょう。移民問題での失言や、政権内での存在感の薄さなど、具体的な要因を探ります。

さて彼女は、大統領選でトランプさんに勝てるのでしょうか。

ハリス副大統領の不人気、3つの要因

カマラ・ハリスさんの副大統領としての不人気には、主に以下3つの要因が考えられます。

  1. 移民政策での失言
  2. 政権内での存在感の薄さ
  3. 女性や有色人種への偏見

これらの要因が重なり、支持率低下につながっているっぽい。

移民政策での失言が批判を招く

まず大きな要因の一つは、移民政策に関する発言。

2021年6月、中米訪問中グアテマラ国民に「アメリカに来ないで」と呼びかけました。

この発言は、人道的な観点から多くの批判を浴びました。

確かに「不法」移民の問題は複雑で難しい課題ですが「来んな」という単純な言葉では解決できません。

この発言は、ハリスさんの外交能力や問題解決能力に疑問を投げかけることになりました。

結果として、移民支援団体や人権活動家からの信頼を失ってしまったのです。

政権内での存在感の薄さが問題に

二つ目は、政権内での存在感の薄さです。

副大統領は中統領と言えるほど大統領を支える重要な役割ですが、ハリスさんの活躍があまり目立ちません。なんか、重要な政策決定の場面でハリスさんの意見が取り上げられることが少ないようなのです。さらに、メディアへの露出も限られています。

これは、ハリスさんの能力不足というよりも、政権の運営方針によるものかもしれません。しかし、結果として国民の目にはハリスさんの役割が見えにくくなっているのです。

存在感の薄さは、支持率低下の一因となっているかもしれませんね。

女性、有色人種への偏見も影響か

三つ目の要因として、女性や有色人種への偏見も無視できません。

ハリスさんは、アメリカ初の女性副大統領であり、アフリカ系とインド系のルーツを持つ方。この背景が、一部の人々の偏見を招いている可能性があります。

例えば

1. 女性は指導者に向いていないという固定観念

2. 有色人種の政治家への不信感

3. ハリスさんの外見や話し方への批判的な意見

これらの偏見自体は、ハリスさんの能力や政策とは関係ありません。しかし、どっかの国と同様に選挙というのはイメージが先行しがちなワケで、残念ながら保守的な頭の人たちに影響を与えているかもしれないのですね。

昔に比べれば偏見は少しずつゆっくりとですが減ってきてはいるはずなので、いつか社会全体の意識が変わって差別のない世の中になるといいんですけど。まだまだ時間はかかるでしょう。

政策面での課題と批判の的となった点

他にもハリス副大統領の不人気要因には、政策面での課題も大きく関わっています。

担当した難題で成果を出せず苦戦

ハリスさんは、バイデン政権で難しい課題を任されました。しかし、その成果が見えにくいことが批判の的となっています。

特に注目されているのは、以下の3つでして:

課題現状批判の内容
移民問題国境での混乱が続く具体的な解決策が見えない
投票権保護法案成立に至らず共和党との交渉が不十分
新型コロナワクチン接種促進接種率の伸び悩み効果的な啓発活動ができていない

これらの課題は、確かにどれも簡単には解決できないものです。しかし、何らかの目に見える成果がないと、大衆はハリスさんの能力に疑問を持ってしまいます。

民の税金を預かる政治家は、難しい問題でも結果を出すことが求められますからね。

外交・安全保障経験の不足が露呈

国際的な場面で重要な役割を果たすことが多い、副大統領。しかし、ハリスさんには州の司法長官や上院議員としての経験はあっても、外交の経験はイマイチ。

例えばロシアのウクライナ侵攻に関する発言で、NATOの歴史や役割について正確に説明できなかったり、北朝鮮問題や中東情勢についても深い知識を示せていない、という指摘があります。

外交は国の安全と繁栄に直結する重要な分野ですからね。そのためハリスさんの経験不足は、多くの人々の不安を招いているのかもしれません。

ハリス氏の人柄と評価の変遷

彼女の人柄や経歴も、不人気の要因として挙げられています。

特に以下の3点が注目されています。

  1. 検事時代の厳しい姿勢
  2. バイデン大統領との関係
  3. 支持率回復への取り組み

これらの点から、ハリスさんの評価がどのように変化してきたのか見ていきましょう。

検事出身のイメージが裏目に

ハリスさんは、カリフォルニア州の検事総長を務めた経歴があります。この経験は、一見すると強みに見えるかもしれません。でも、意外にも批判の的になっているんです。なぜでしょうか?それは、検事時代の厳しすぎる姿勢が問題視されているからです。

ハリスさんは検事総長を「犯罪に対しては断固として強く対処する」という姿勢で務めていました。軽微な犯罪でも厳しい処罰を求めるし、冤罪の可能性がある事件でも再審理を拒否するなど──。

そんなわけでして、特に若い世代や進歩派の人々から批判を受けています。正義の味方のはずの検事が、実は弱い立場の人々を苦しめていたのでは?と思われているのです。

どうやら、このイメージが副大統領になった今でも付きまとっているようです。

バイデン氏との関係性に注目集まる

ハリスさんとバイデンさんの関係も、よく話題になります。二人の関係は、以下のような変遷をたどってきました。

[民主党予備選で競争相手]→[バイデンさんがハリスさんを副大統領候補に選出]→[就任後、一緒に政権を運営]→[亀裂発生?(噂)]

特に最近は、バイデンさんがハリスさんを重要な場面で起用しないという指摘があります。例えば外交交渉や重要法案の調整などでハリスさんの姿があまり見られないため、バイデンさんがハリスさんを信頼していないのでは?などと噂されています。

政権内での役割が不明確なことも、ハリスさんの評価を下げる要因になっているかもしれませんね。

支持率回復への道筋は?

ハリスさんの支持率は就任当初から徐々に下がってきて、2021年8月の調査では40%を下回りました。これは、副大統領としては異例の低さだと言われています。

では、支持率を回復させるには何が必要なのでしょうか?専門家たちは、以下のような提案をしています。

  1. 明確な役割の確立:政権内での存在感を高める
  2. メディア露出の増加:国民に直接語りかける機会を増やす
  3. 政策の成果アピール:具体的な成果を示す
  4. 人柄の魅力発信:親しみやすさをアピールする

しかし、これらの取り組みには時間がかかるので、選挙までに間に合うかどうか。

ただし、テック業界からは人気

ハリスさんは、人工知能(AI)をはじめとするハイテク分野の規制対策に積極的に関与してきました。当選すればバイデン政権の政策を継続し、AIに関する安全、セキュリティ、技術の有効活用を優先する方針です。

支持者には、Linked inの共同創業者リード・ホフマン、ベンチャー投資家のジョン・ドーア、シリコンバレー伝説の投資家ロン・コンウェイFacebookの元最高執行責任者(COO)シェリル・サンドバーグセールスフォース(創業者、会長兼CEO)のマーク・ベニオフといった面々がいます。

ハリスさんが2024年の選挙で勝利すれば、イノベーションと公共の安全の両方を優先し、現在のAI規制の枠組みを維持もしくは拡大する可能性が高いと言われています。

総括

実際には移民人口中絶銃規制LGBTに関する賛否は全米でほぼ半々らしく、ハリスさん自体がどうであれ結果は五分五分と見られています。

バイデン支持者はたいてい、そのまま民主党支持者ですからね。

ただ次期大統領がハリスさんになった場合、またトランプ氏が不正選挙を主張して、支持者による大規模なデモや暴動が起こるかも…なんて可能性もささやかれていたりいなかったり。

いずれにしても、今後のハリスさんの選挙キャンペーンと、民主党支持層の団結がキーになりそう。

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