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上川外務大臣の評判を調査〈女性初の首相候補?〉

2024年8月30日

2024年9月12日告示、27日投開票の自民党総裁選。その出馬に必要な推薦人の確保状況について、上川外務大臣が「20人を超える支持を得た」と発言しました。そこで

  • 上川外相は本当に首相になれる?
  • 女性総理の可能性はどれくらい?
  • 上川外相の評判はどうなの?

といった疑問について調べました。

上川外務大臣の評判や実績、女性首相誕生の可能性、そして総裁選に向けた課題について、最新の情報をもとに分析します。

上川外務大臣の評判5つのポイント

外交手腕

上川大臣は就任以来「経済外交の新しいフロンティア」を掲げ、グローバル・サウスとの連携を重視しています。一瞬、護身用のフラッシュライトをくらったような感じでなんだかよくわかりませんが、要は

日本が、世界から『必要な国』とされるために「アフリカ、南西アジア、東南アジア、中東、太平洋島嶼国(とうしょこく)、中南米など、さまざな地域を積極的に訪問し、現地で会談や企業の関係者と意見交換をしている」ということです。

なおグローバルサウス(Global South)てのは、歴史的に植民地主義なんかの影響を受けて発展が途上になった、どちらかというと南半球に多い国たちを指します。

あとは、外務省と在外公館が企業と緊密に情報交換を行う新らしい体制「共創プラットフォーム」の構築や、在外公館に「経済広域担当官」のポストを設けることなどを示しています。

女性初の首相候補として注目を集めている理由

  1. 新鮮味
    岸田内閣の支持率が低いため、次はその延長線上にないものを求められます。それが女性初の首相に見いだせるかも…という感じです。
  2. 経歴と実績
    上川外相は東京大学卒業してハーバード大学で修士号を取得、さらにアメリカ上院議員のスタッフ経験もあり。また複数の内閣で閣僚を務め、特に法務大臣を3回経験しているという、何がどうなっているのかわからないレベルの経歴の所持者です。
  3. 外交手腕
    現在の外務大臣として、パレスチナ問題やウクライナ情勢など重要な外交課題に取り組んでおり、国際関係の専門知識と経験が評価されています。可能な限り亡くなる人が出ませんように。
  4. 世論調査での好評価
    世論調査でも「次の首相にふさわしい人」として上位に名前が挙がっています。レジ袋を無料にすると、さらに知名度が上がるかも。

麻生副総裁発言への対応が好印象

麻生副総裁は講演で上川外相について「このおばさんやるね」「そんなに美しい方とは言わん」など容姿に対するクソ発言とともに「カミムラ」と何回も名前を間違えて言いました。対する上川外相の反応は以下の通り。

  1. 「さまざまな意見があることは承知しているが、どのような声もありがたく受け止めている」と直接的な批判を避けました。これが意見と言えるほどのものかは悩ましいところですけど。
  2. 参院代表質問で麻生氏の発言に抗議しない理由を問われましたが、直接答えず「信念に基づき、政治家としての職責を果たす活動にまい進してきた」とスカしました。
  3. 「使命感をもって一意専心、緒方貞子さんのように脇目もふらず、着実に努力を重ねていく考えだ」と強調し、具体的な批判を避けました。

これらに対して野党側からは「質問に答えていない」との抗議がありましたが、相手にするほどではないということなのでしょう。たぶん。

結果、この対応は上川外相の器の大きさを示すものとなりました。

WPS(女性・平和・安全保障/Women, Peace and Security)

2000年、平和と安全保障に「紛争下での女性の保護・権利」を関連付けたWPS(Women, Peace and Security)に関する安保理決議がとりあげられました。

上川陽子外務大臣は、これを主要な外交政策の一環として積極的に推進しています。

世論調査で支持率が急上昇中

朝日新聞社が2024年8月24日、25日に実施した全国世論調査では、上川外相が「今、首相にふさわしい」と考える人の割合が6%となりました。

  1. 石破茂:21%
  2. 小泉進次郎:21%
  3. 高市早苗:8%
  4. 上川陽子:6%
  5. 河野太郎:6%

まあ世間に聞いたところで、普通に知名度順という気がしますが。

上川外相の経歴と政治家としての実績

東大卒業後、ハーバード留学

上川外相は、1953年静岡市生まれ。かの雙葉(ふたば)の姉妹校である静岡雙葉学園で教育を受けた後、東京大学略して東大に進学しました。大学では国際関係論を専攻し、1977年に卒業しています。

その後さらに高度な教育を求めて渡米、ハーバード大学大学院のジョン・F・ケネディ行政大学院で学び、1988年に政治行政学修士号を取得しました。

政治家になるまで

  1. 1977年から三菱総合研究所の研究員
  2. ハーバード大学院修了後はアメリカの上院議員の政策立案スタッフとして働き、大統領選挙運動にも参加
  3. 帰国後、政策コンサルティング会社「グローバリンク総合研究所」を設立

このように上川外相は若い頃から国際的な視野を持ち、日本の改革に強い関心を抱いていました。政策立案の経験や国際的な知見を活かし、最終的に政治家への道を選択したのです。

3度の法務大臣経験で豊富な閣僚歴

■外務大臣

岸田内閣では外務大臣を務めています。

■法務大臣

法務大臣は3回。

  • 第2次安倍改造内閣(2014年10月)
  • 第3次安倍内閣(2014年12月)
  • 第3次安倍第3次改造内閣(2017年8月)

■内閣府特命担当大臣

第1次安倍改造内閣で内閣府特命担当大臣を務め、少子化対策、男女共同参画、食育、青少年育成を担当。

■公文書管理担当大臣

2008年2月、福田内閣で初代公文書管理担当大臣に就任しました。

■その他

  • 総務大臣政務官(第3次小泉改造内閣)
  • 総務副大臣(第2次安倍内閣)

まさにナチュラルボーン政治家。もし中学生の時から生徒会とかやってたら筋金が入っていると思いましたが、それを裏付ける史料は見つけられませんでした。

少子化・男女共同参画担当大臣として

2019年から2020年にかけて、少子化対策・男女共同参画担当大臣を務めています。

ここで上川外相は「女性活躍推進法」の改正に尽力しました。また、育児・介護休業法の見直しにも取り組み、仕事と家庭の両立支援を強化しています。さらに、不妊治療の保険適用拡大など、少子化対策の具体的な施策を推進しました。

こうした実績が、女性初の首相候補としての上川外相の評価を高める要因となっています。なんせジェンダー・ギャップ指数2024で日本は156カ国中118位、後ろにいるのはほとんどがイスラム系の国ですからね。

女性首相誕生の可能性と課題

派閥に頼らない新しい政治スタイル

上川外相は旧岸田派に所属していましたが、現在は派閥に頼らない姿勢を示しています。従来の自民党の政治スタイルからの転換と、男性中心の政治構造からの脱却という新しいアプローチを通じて、より幅広い支持を得ようとしているのかもしれません。

ただもちろん、推薦人20人の確保が難しくなる可能性もあるわけで、総裁選に向けた戦略としてはリスクを伴う面も。

推薦人確保に向けた取り組みの現状

自民党総裁選に出馬するためには、国会議員20人以上の推薦が必要。そこで、上川外相は以下のような方法で推薦人確保に取り組んでいます。

  • 個別の対話:縁のあった一人一人と対話をしながら思いを伝えていく姿勢で、議員に直接働きかけています。
  • 電話による説得:政治活動を通じて縁のあった方々に電話をかけ、自身の思いを丁寧に説明しています。

アナログというか、地味ですが着実です。もちろん静岡選出の議員や女性議員、岸田派の一部メンバーからの支持は得ているものの、10人以上が立候補の意向を示しているわけで、とうぜん推薦人の獲得競争は激化中。また、一度支持を示した議員が他の候補者からの働きかけで態度を変える(別名:裏切り)可能性もあり、最終的な推薦人確保には不確定要素が残ります。

いずれにしても、ご本人は最後まで全力を尽くす姿勢を示しているので、たぶん大丈夫。

まとめ:首相候補としての可能性

上川陽子外務大臣の評判、経歴、実績、そして女性首相誕生の可能性と課題について紹介しました。

  • 上川さんの外交手腕と政治経験に対する評価
  • 女性初の首相候補としての注目度
  • 新しい政治スタイルの提案に注目
  • 総裁選に向けた課題と取り組み

以上、上川さんの今後の動向に注目し、日本の政治の新たな展開を見守っていきましょう。

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