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小笠原慎之介2024オフにFAへ──通算成績と移籍の行方

小笠原慎之介FAへ──通算成績と移籍の行方

中日ドラゴンズのエース小笠原慎之介選手が、米大手エージェント「WME」と代理人契約を結びました。今オフのメジャーリーグ移籍に向けて、球団との話し合いも複数回行われているようです。引き止めとかされているのでしょうか、優秀な社員みたいに。

・小笠原選手の通算成績は?
・FAはいつ取得できるの?
・メジャー移籍の可能性は高い?

といった疑問について、最新の情報を交えながら語ります。

さて彼の実力はメジャーで通用するのでしょうか?ロッカールームでイジメられないでしょうか?ギャンブルに興味のない通訳と組めるのでしょうか?

小笠原慎之介選手のFAと通算成績

小笠原慎之介選手の通算成績概要

通算成績は防御率3.71、46勝65敗、756奪三振。数値だけだと何とも言えない感じですが、まだ20代。これからの人ですよね。職場が変われば可能性も無限大です。

FA権取得の背景とその意義

小笠原選手は2024年9月現在で26歳。選手生命の短いプロ野球の投手としてキャリアの重要な転換点にあります。一般的に、メジャーリーグ挑戦には30代になる前の2〜3年が勝負の時期だと考えられています。なので、その点を考慮すると海外FA権取得を待たずにポスティングシステムを活用した移籍が最も現実的な選択肢となるわけです。

海外FA(フリーエージェント)権とは、プロ野球選手が国内外を問わず、どの球団とも自由に契約を結ぶことができる権利のこと。

そしてポスティングシステムとは、日本のプロ野球選手が海外FA権を持たずにメジャーリーグへ移籍するための方法。まず所属球団の許可を得てMLBへ申請し、契約が成立した場合はMLB球団から日本の所属球団に譲渡金が支払われます。このシステムを利用すれば、通常9年かかる海外FA権取得を待たずに、メジャーリーグでのプレーが可能になります。

メジャー移籍の可能性と影響

MLBスカウトの評価的には、先発4、5番手クラス。速球は平均140キロ台後半だが、コントロールの良さと大きく落ちるカーブが武器になると見られています。

中日にとっては、主力投手流出に備えた長期的な戦略を立てる必要がありますが、若手投手にとってはチャンスとなるでしょう。

小笠原慎之介選手の成績から見る5つの強み

1. 安定した防御率とその秘訣

物心ついた頃から球速だけでなくコントロールを重視した投球を心がけており、高校時代に110km/h前後のカーブを習得したことで緩急をつけた投球が可能になったことが大きな要因かと思われ。

2. 奪三振数から見る投球力

チェンジアップ、スライダー、ツーシーム、カーブなど複数の変化球の組み合わせに加え、さらに2021年オフにはナックルカーブも習得するなど、常に進化を続けている点が高い奪三振能力の維持につながっていると考えられます。

3. 勝利数とチームへの貢献度

2024年シーズン、勝利数は伸び悩みましたが、防御率の低さやQS(クオリティ・スタート)率60.9%という高さで、チームに貢献してきました。あ、QSとは先発投手として6回以上を3失点以内に抑える割合です。

4. 被本塁打数と課題克服の努力

被本塁打数は、デビュー直後の2017年には21本を食らってますが、近年は割と改善傾向にあります。

特に2022年と2024年は9本に抑えており、制球力を向上してバッター有利なカウントを作らないようにしたり、打者が狙いにくい変化球の精度向上に取り組んだ結果だと言えましょう。

5. 年俸推移から見る評価

  1. 2016年:1500万円(入団時)
  2. 2017年:1800万円
  3. 2018-2019年:2100万円
  4. 2020年:1900万円
  5. 2021年:1450万円
  6. 2022年:3600万円
  7. 2023年:6600万円
  8. 2024年:9300万円(推定)

入団時から徐々に上げていた小笠原選手でしたが、2020年と2021年には一時的に下落。ところが2022年以降は大幅にUPし、エースとしての地位を確立しました。でも野球選手って500万円とか平気で一気にダウンしちゃうんですから切ないし怖いですね。

小笠原慎之介選手の移籍先候補と展望

国内他球団への移籍可能性

国内他球団への移籍可能性は低いでしょうね、MLB30球団どっからも無視されない限りは。

てのも、彼は幼少期からメジャーリーグに憧れており、直近2年はオフシーズンに米国で自主トレを行なっています。実際に複数のメジャー球団スカウトが視察に来ているし、中日側にも複数回にわたって「米国」移籍の希望を伝えています。

メジャーリーグでの活躍予想

先に書いたとおり、現在までの通算成績は46勝65敗、防御率3.71と微妙な数字です。ただし先のことはわかるわけないので、毎度おなじみ球界OBからの「今のままでは苦労する」といった見解はスルーしてOKかと。

これまでの他の投手たち同様に、MLBの打者や環境に投球スタイルを進化させ適応することで一定の成功を収める可能性があります。つまり予想は無理なので、こちらとしては座して期待しましょうということです。

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