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宮城県亘理町で起きた自衛官殺人事件|10年後に逮捕された妻

宮城県亘理町で起きた自衛官殺人事件|10年後に逮捕された妻

でもあれですね、保険金を狙った殺人って結構見つかってない例もありそうですね。こういう警察の無能さを見ると、まったく不思議じゃなくなってきます。

亘理町の基本情報

宮城県南東部に位置する亘理町(わたりちょう)は、仙台市から車で約50分の距離。太平洋に面した温暖な気候で「もういっこ」や「とちおとめ」などイチゴ栽培が盛んな町として知られるほか、はらこ飯発祥の地でもあります。

はらこ飯ってのは、秋鮭の身を煮てその煮汁で炊いたご飯に鮭の身とイクラをのせて食べるという、想像だけで胸がときめく丼。

現在は子育て支援が充実していて高校3年生まで医療費が無償、出産・子育て応援給付金などの制度もあります。自然の中でのびのびと暮らせる環境が整っているため、ファミリー層にも人気の町です。殺人事件のイメージは皆無。

亘理町自衛官殺人事件とは

事件の経緯

事件の主犯は、被害者高橋光成さんの妻でパート従業員として働いていたまゆみ。まゆみは仙台市内でホステスをしていた時の客を含む4名と共謀し、陸上自衛官である夫を保険金目的で殺害する計画を立てます。

事件当日、まゆみたちは自宅で光成さんの首を絞めて殺害。その後、彼女は警察に「帰宅したら夫が首をつっていた」と説明し、自殺に見せかけようとしました。

警察も、最初は自殺と判断。

しかし「首吊り」は斜め上に走る溝状の痕が特徴で、抵抗痕やひっかき傷はほぼ見られないのに対し「絞殺」では水平で左右非対称の痕と吉川線(ひっかき傷)が特徴的で、皮下出血や点状出血が多く見られるという違いがあるってのは素人でも知ってること。

警察は、これ普通に見逃したのでしょうか。

犯行の動機とその後の行動

もちろん動機は、夫にかけられていた生命保険金を得るため。事件後、まゆみたちは1億数千万円にもなる保険金を山分けしていました。これを5人で割った金額なんて、人間1人殺すリスクに比べて少なすぎやしませんか?

事件発覚の鍵となった仙台風俗店経営者強盗殺人事件

仙台風俗店事件の概要

2004年9月4日、仙台市太白区秋保町の山林で風俗店経営者が殺害され、現金が奪われる事件が起こりました。被害者は当時30歳の石垣英治さんで、頭部を激しく殴打され、さらに首をロープで絞められて殺害されていました。

事件の動機は金銭目的であり、加害者たちは石垣さんの自宅金庫から現金約5000万円を奪っています。この事件の捜査の過程で犯人の2人が亘理町自衛官殺害事件に関与していることが判明、併せて逮捕されました。

仙台風俗店事件がなければ亘理町自衛官殺害事件の真相は明らかにならなかった可能性が高いとも言われますが、結局こういう連中って一回で辞めればいいのに知能が低く捕まるまで同じこと繰り返すので、どっちにしてもいつか捕まっていたでしょうね。

その後

裁判と判決

事件の主犯である妻まゆみは逮捕・起訴され、2010年11月19日に仙台地裁で無期懲役の判決が言い渡されました。彼女は控訴しましたが、2011年5月24日に仙台高裁で一審判決が支持され無期懲役が確定。

共犯者たちにもそれぞれ懲役13年6ヶ月や懲役15年などの判決が下されました。

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